有効求人倍率とは?
有効求人倍率とは、仕事を探している人に対してどのくらいの求人数があるのかを示す数値で、景気のバロメーターや雇用情勢を示す重要な指標の一つです。
有効求人倍率を見ることで、現在の雇用における需要超過・供給超過の状態を知ることができます。
倍率が1を上回れば仕事が多く、人手不足であることとを示します。
逆に倍率が1を下回れば仕事が少なく、仕事を探している人が多いことを示します。
つまり、倍率が1を上回れば人手不足で求職者にとって様々な仕事を選べる状況となり、
倍率が1を下回れば企業が様々な人材を選べる状況ということです。
有効求人倍率はいつ発表されるの?
毎月下旬に発表されています。
調査月の結果を翌月に発表しているため、一月遅れのデータとなります。
有効求人倍率はどうやって調査・算出されているの?
厚生労働省によって、公共職業安定所(ハローワーク)に仕事を探しにきている人(有効求職者数)と、ハローワークの求人数(有効求人数)を元に算出されています。
有効求人数÷有効求職者数という計算で算出されたものを有効求人倍率としています。
有効求人倍率が影響を与える銘柄
有効求人倍率は、主に人材派遣業界などの人材に関する銘柄に影響を与えやすいです。
人材派遣業界関連の銘柄保有しているトレーダーは、完全失業率と合わせて有効求人倍率も確認しておきましょう。
主要な人材派遣株
【2175】エス・エム・エス
【2410】キャリアデザインセンター
【2475】WDB HD
【2301】学情
【2341】アルバイトタイムス
【6194】アトラエ
【4318】クイック
【2121】ミクシイ
【4834】キャリアバンク
【4763】クリーク・アンド・リバー
【6098】リクルードHD
【2379】ディップ
【2170】リンクアンドモチベーション
【3854】アイル
【6563】みらいワークス
【2186】ソーバル
【2163】アルトナー
【3963】シンクロ・フード
【4641】アルプス技研
【2362】夢真HD
【2458】夢テクノロジー
【2471】エスプール
【4763】MS-Japan
【2483】翻訳センター
【4766】ピーエイ
【1418】インターライフホールディングス
【6198】Career
【6199】セラク
有効求人倍率に関するニュース
- 求人1.24倍、2カ月連続低下 失業率は2.6%で横ばい―5月(時事通信 2024年6月28日)
- 求人、1.26倍、2カ月ぶり低下 失業率は2.6%―4月(時事通信 2024年5月31日)
- 求人1.29倍、3年ぶり低下 失業率は2.6%―23年度(時事通信 2024年4月30日)
- 有効求人倍率、2年連続改善 1.31倍、コロナ禍前戻らず(共同通信 2024年1月30日)
- 求人1.30倍、10カ月ぶり上昇 失業率は2.5%―10月(時事通信 2023年12月1日)
- 求人1.30倍、2カ月連続低下 失業率は2.5%―6月(時事通信 2023年8月1日)
- 求人1.32倍で横ばい 失業率は2.6%―4月(時事通信 2023年5月30日)
- 有効求人倍率、4年ぶり改善 1.28倍、失業率は2.6%(共同通信 2023年1月31日)
- 求人倍率横ばい1.35倍 11月、失業率改善2.5%(共同通信 2022年12月27日)
- 求人1.34倍、9カ月連続上昇 失業率は2.6%に悪化―9月(時事通信 2022年10月28日)
- 8月の求人倍率1.32倍 改善続く、失業率2.5%(共同通信 2022年9月30日)
- 7月の有効求人倍率、1.29倍 7カ月連続で改善(共同通信 2022年8月30日)
- 有効求人倍率は1.27倍に 6カ月連続で改善(共同通信 2022年7月29日)
- 4月求人倍率は1.23倍 4カ月連続の改善(共同通信 2022年5月31日)
- 21年度有効求人倍率1.16倍 3年ぶり改善(共同通信 2022年4月26日)
- 1月の求人、1.20倍に改善 失業率は2.8%で悪化(共同通信 2022年3月4日)
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