貿易収支とは
輸出量と輸入量の差額のこと
輸出が輸入を上回れば貿易収支が良い(貿易黒字)といい、反対に輸入が輸出を上回れば貿易収支が悪いい(貿易黒字)ということになります
貿易収支の目的
貿易の実態を正確に把握し各国の外国貿易との比較を容易にすることにより、国及び公共機関の経済政策並びに私企業の経済活動の資料に資することを目的とする
貿易収支はどこで見れるの?
財務省貿易統計のウェブサイトから閲覧が可能です
貿易収支の公表日
毎月20日前後公表されます
詳しい発表日時は財務省貿易統計のウェブサイトで確認できます
貿易収支の活用事例
速報性が高く、実態を反映しやすいので、GDP速報値など他の統計の基礎データとして活用されています
貿易収支の推移
石油価格が大幅に上昇した1974・79年には赤字となったが、基本的には黒字が続いていました
要因としては高付加価値の工業製品を輸出している為、世界経済の成長のテンポ以上に増加する傾向があること、輸入はエネルギー・工業原材料が多く、大幅にはふえにくい傾向があることがあげられる
しかしリーマンショックや東日本大震災後に赤字に転じ、しばらく貿易赤字が続いていましたが、2016年1~12月の貿易収支で6年ぶりに黒字となりました
貿易収支の市場(マーケット)への影響
貿易黒字が増えると円高へとつながります
これは輸入によって外賀が増え、その外貨を日本円に交換するために円を買うことによるものです
逆に貿易赤字は円安の要因となります
貿易収支その他の影響
貿易黒字はGDPを押し上げ、貿易赤字は押し下げます
輸出入の金額は大きいため経常収支の動きを大きく左右します
貿易収支に関するニュース
- 9月貿易収支、2943億円の赤字(共同通信 2024年10月17日)
- 7月貿易収支、2カ月ぶりの赤字 6218億円、財務省(共同通信 2024年8月21日)
- 上半期、貿易赤字3.2兆円 53%縮小、自動車輸出が好調(共同通信 2024年7月18日)
- 5月の貿易赤字、1.2兆円 資源高、円安で輸入膨らみ(共同通信 2024年6月19日)
- 2月の貿易赤字、3794億円 自動車輸出増で縮小(共同通信 2024年3月21日)
- 1月の貿易収支、1兆7583億円の赤字(共同通信 2024年1月21日)
- 23年貿易赤字、9.2兆円 資源高一服で半減、輸出最大(時事通信 2024年1月24日)
- 10月貿易赤字は6625億円 2カ月ぶり、輸出は増加(共同通信 2023年11月16日)
- 8月貿易赤字9305億円 2カ月連続、輸出振るわず(共同通信 2023年9月20日)
- 7月の貿易収支、787億円の赤字 2カ月ぶり赤字―財務省(時事通信 2023年8月17日)
- 貿易収支、1年11カ月ぶり黒字 6月、資源高一服し430億円(共同通信 2023年7月20日)
- 5月貿易赤字、1兆3725億円 原油高一服で縮小、輸出伸び悩み(共同通信 2023年6月15日)
- 4月経常黒字76%増 燃料高一服、貿易収支改善―財務省(時事通信 2023年6月8日)
- 4月の輸入額、27カ月ぶりに減少(共同通信 2023年5月18日)
- 2月の貿易赤字、8977億円 資源高と円安で輸入増(共同通信 2023年3月16日)
- 1月貿易赤字、過去最大 資源高、円安で輸入膨らむ(共同通信 2023年2月16日)
- 貿易赤字最大の19.9兆円 2022年、円安原油高(共同通信 2023年1月19日)
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