機械受注とは
機械製造業者の受注する設備用機械類の受注状況を調査し、それら企業の受注額を集計した統計のこと
設備投資動向を早期に把握し、経済動向分析の基礎資料を得るという目的がある
機械受注の対象は?
機械等を製造する企業のうち主要なものが対象となっています
調査を開始した昭和62年(1987年)4月における280社をベースに基本的には固定されています
機械受注の調査項目
- 需要者別、機種別の受注額
- 機種別販売額及び受注残高
機械受注はどこで見れるの?
内閣府のウェブサイトで閲覧が可能となっています
毎月10日前後に公表されています
機械受注の特徴
企業が増産を行う為には、まずは設備投資(機械を購入)するので、企業が実際に増産を行う6か月から9カ月の先行性があるとされています
このことから代表的な景気の先行指標として注目されています
機械受注はどのように活用されている?
景気動向指数の作成に利用されるほか、月例経済報告、経済財政白書、ものづくり白書などに利用されています
機械受注を見る際の注意点
船舶及び電力会社からの受注は、景気局面との対応性が薄いとされ、規模が大きいうえに不規則な動きを示します
ゆえに景気動向予測には、「船舶・電力を除く民需」の機械受注に注目するのが一般的といえるでしょう
機械受注の影響を受ける銘柄、マーケットへの影響は?
設備投資関連の銘柄が影響を受ける可能性があります
【1828】田辺工業
【1949】住友電設
【1982】日比谷総合設備
【5982】マルゼン
【6135】牧野フライス製作所
【6150】タケダ機械
【6383】ダイフク
【6861】キーエンス
【6954】ファナック など
【1949】住友電設
【1982】日比谷総合設備
【5982】マルゼン
【6135】牧野フライス製作所
【6150】タケダ機械
【6383】ダイフク
【6861】キーエンス
【6954】ファナック など
また機械受注が好調であることは、将来の企業業績の見通しが明るいと判断されるため、株式市場全体に好影響を与える可能性があります
機械受注に関するニュース
- 3月機械受注、2カ月連続マイナス(共同通信 2023年5月22日)
- 2月機械受注、4.5%減 内閣府(時事通信 2023年4月12日)
- 1月機械受注、9.5%増 2カ月連続プラス―内閣府(時事通信 2023年3月16日)
- 1月機械受注、8.3%減(共同通信 2023年1月18日)
- 10月機械受注、5.4%増 3カ月ぶりプラス―内閣府(時事通信 2022年12月14日)
- 9月機械の受注額4.6%減 基調判断「足踏み」に下げ(共同通信 2022年11月16日)
- 8月の機械受注5.8%減 内閣府、3カ月ぶりマイナス(共同通信 2022年10月12日)
- 5月機械受注、5.6%減 3カ月ぶりマイナス(共同通信 2022年7月11日)
- 4月の機械受注、2カ月連続のプラス(共同通信 2022年6月15日)
- 機械受注は3カ月ぶりプラス(共同通信 2022年5月19日)
- 2月機械受注、9.8%減(時事通信 2022年4月13日)
- 1月機械受注、2.0%減(時事通信 2022年3月17日)
- 昨年12月機械受注、3.6%増 21年通年は10年ぶり伸び率(時事通信 2022年2月17日)
- 21年11月の機械受注、3.4%増(共同通信 2022年1月17日)
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