SQ(特別清算指数)

グラフと電卓 用語集

SQとは

SQとはSpecial Quotationの頭文字を取ったもので、「特別清算指数」と呼ばれます。
先物取引やオプション取引は、決済期日までに決済する必要があります。
取引最終日までに決済しなかったポジションは自動的にSQ値(特別清算指数)で決済されることになります

SQ日

SQが決まる日(SQ日)は毎月第二金曜日となります
よって各限月の取引最終日は、取引限月の第二木曜日ということになります
限月とは、先物取引やオプション取引の期限が到来する期日のことです。

メジャーSQとマイナーSQ

先物のSQ日が年4回(3月・6月・9月・12月の第二金曜日)あることを頭に入れておきましょう
対してオプションのSQ日は毎月あります

メジャーSQ

先物のSQ日とオプションSQ日が重なる日をメジャーSQといいます
3月・6月・9月・12月の第二金曜日がメジャーSQ日となります
3の倍数月の第二金曜日と覚えておくと忘れないと思います

マイナーSQ

メジャーSQに該当しないSQ日(1月・2月・4月・5月・7月・8月・10月・11月)をマイナーSQといいます

SQの算出方法

SQは日経225構成銘柄の始値を基に算出されます

ここで気をつけなければいけないのは、SQ値=日経平均株価の始値ではないという点です
なぜなら日経平均株価の始値は、まだ寄り付いてない銘柄については気配値等を用いて算出
それに対してSQ値は、日経225構成銘柄全てが寄り付いてから算出するからです

SQが現物株に与える影響

裁定取引

裁定取引とは、連動性のある銘柄を組み合わせ、株価と理論価格のズレを利用して売買し、価格差を稼ぐ取引のことを言います。
機関投資家など膨大な資金を有する投資家は、日経平均先物と日経平均構成銘柄の現物株の株価のゆがみを狙い、裁定取引を行うことがあります。

SQ日にはこの裁定取引解消に伴う大口の売りや買いが出る為、日経平均構成銘柄に異常な価格が付くことがあります
特に注意しなければいけないのがファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)、ソフトバンク(9984)日経平均株価に与える影響が大きい値がさ株です

幻のSQ

幻のSQとはSQ日の日経平均株価が、SQ値に一度も届かずに取引を終えた場合のSQ値のことです
アノマリー的なことになってしまいますが、

・SQ日の日経平均株価の高値よりSQ値が高かった場合は、その後の相場は弱い傾向
・SQ日の日経平均株価の安値よりSQ値が安かった場合は、その後の相場は強い傾向

にあります

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