ここでは、投資顧問会社の提供する情報が信頼できるものかどうかを解説しています。結論から言うと、投資顧問会社から提供される情報は信頼できるものが多いです。
ただ、最終的な判断はあなた自身が情報の内容に納得できるかどうかが重要となります。
各項目にわけて見てみましょう。
推奨銘柄の情報について
基本的に推奨銘柄はその投資顧問会社に所属するアナリストが選定しているものです。
投資顧問会社に所属するアナリストであれば、一般的な投資家よりも知識・経験が豊富なので、推奨銘柄にはある程度信頼がおけるといえます。
理由としまして、当サイトのコラムで詳しく紹介していますが、投資助言業を行うためには【十分な知識及び経験を有する役員(使用人)の確保をする】必要があるためです。
アナリストに求められる知識は、保有している資格や研修の受講歴。
経験としては、金融機関などで投資商品の分析・販売を行った経験、証券会社でのトレーダーやアナリスト経験などが求められています。
ただし、プロのアナリストでも推奨銘柄が絶対に騰がるということはありません。
損失を出す場合もあることを心得ておきましょう。
売買のタイミングについて
株式投資において、売買のタイミングは非常に重要なものです。
投資顧問会社を利用している場合、推奨銘柄の売買のタイミングを通知してもらえることがありますが、これは信頼できるでしょうか。
結論から言うと、信頼できる可能性が高いです。
専業投資家の場合はザラ場をずっと見ていることが可能であるため、自身で売買のタイミングを見極めることができますが、おそらく投資顧問を利用するユーザーの大多数が兼業の投資家ではないでしょうか。
更に、兼業投資家の場合は仕事や家事・育児の合間を縫って売買を行う場合が多いです。
このため、タイミングを逃して保有している銘柄が一番高値をつけたタイミングで売ることができなかった、というケースも発生します。
ですが、投資顧問のアナリストは常にチャートを追っていて、なおかつタイミングを見極める能力も高いです。
このため、投資顧問から通知される売買のタイミングは、信頼できる場合が多いといえます。
相場レポートについて
投資顧問会社に登録・契約した際に、市況や相場レポートを提供してもらえることがあります。
市況や全体相場の判断は個別銘柄に投資を行う場合も非常に重要となりますが、この情報に関しては信頼できるものといえるでしょうか。
やはりこちらも、信頼できる可能性が高いです。
プロのアナリストであれば、これまでの経験や統計などを基準にして全体相場の戦略を見極めているので、一般的な投資家よりも判断材料が多いです。
今どこで何が起きていて、どこに投資するべきか、ということを見極めるうえで非常に役立つ意見といえるでしょう。
最後は自身が納得できるか否かを基準に!
基本的に金商登録のある投資顧問会社に所属しているアナリストの意見は、一般的な個人投資家の判断よりも信頼のおけるものである場合がほとんどです。
ただ、注意したいのが、投資顧問会社によって投資判断の差異があります。
例えば、相場を揺るがすような大きなニュースが出たとして、
全体相場の考察と、それに基づいた推奨銘柄は投資顧問のA社とB社では判断が異なる場合があるということです。
このことから、最終的にあなた自身が投資顧問の解説をよく聞いて、納得できるかどうかを判断基準にすることをオススメします。
また、金商登録をしないまま無許可で営業している投資顧問会社などの場合、信頼のおけない人物が情報を発信している可能性があります。
できるだけ信頼できる情報を得るためには、まず投資顧問会社を慎重に選ぶことが重要となります。
優良投資顧問の見分け方はこちらで確認できます。参考になれば幸いです。
金商登録のある投資顧問会社から提供される情報は信憑性が高いものですが、最終的な判断は自身で行い、後悔のない投資を行いましょう。
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