工作機械受注額

機械 用語集

工作機械受注額とは

日本工作機械工業会(JMTBA)が発表する工作機械の受注動向を示す指標のこと

工作機械とは

工作機械とは、穴を開けたり、削ったりと加工することにより、金属や木材などの材料を有用な形にする機械を指します

作業者がハンドルを回すことなどによって直接操作する「汎用工作機械」と、コンピュータによる数値制御で自動運転を行う「NC工作機械」に分かれます。

全ての機械は工作機械を通じて作られているといっても過言ではなく、その為に工作機械を「マザーマシン(母なる機械)」と呼ぶこともあります

工作機械受注額の見るべきポイント

あらゆる産業の設備投資の動向を最も早く表す指標として注目されている
1,000億円/月が好不況の境目とされており、景況感を反映する指標として見ることができる

国内だけではなく、国外の影響も大きく影響するのが特徴
例えば中国のスポーツ車やスマホ部品向けの精密金型、米国のiPhoneなどの製造にも日本の工作機械が使用されている

工作機械受注額はいつ発表される?

速報値が調査月の翌月初旬15時以降、確報値が翌月下旬に発表されます

工作機械受注額はどこで見れるの?

日本工作機械工業会のウェブサイトで閲覧が可能です

工作機械受注額の影響を受ける銘柄

【6101】ツガミ
【6103】オークマ
【6104】東芝機械
【6113】アマダホールディングス
【6121】滝澤鉄工所
【6131】浜井産業
【6135】牧野フライス製作所
【6141】DMG森精機
【6268】ナブデスコ
【6473】ジェイテクト
【6474】不二越
【6481】THK
【6506】安川電機
【6586】マキタ
【6954】ファナック など

工作機械は、長年の技術やノウハウの蓄積がモノを言う産業であることから、日本企業が長期に渡って強さを維持できる産業であると考えられています

ゆえに上記の工作機械関連株は、どちらかといえば長期投資に向いているということができるかもしれません

工作機械受注額に関するニュース

工作機械受注、11月は前年比64%増(フィスコ 2021年12月10日)

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